第四十八回 歌舞伎 吉例顔見世

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原画
アート第四十八回 歌舞伎 吉例顔見世

2012/10/2~26

中村勘太郎改め代目中村勘九郎襲名披露『第四十八回 吉例顔見世』、10月2日(火)~26日(金)に御園座で開催。

昼の部
一、八重桐廓噺
嫗山姥(こもちやまんば)
元は傾城、今は傾城の恋文の代筆をして歩く八重桐は、館の前で行方が知れなくなった恋しい坂田蔵人と自分しか知らないはずの、聞き慣れた歌を耳にします。館に入った八重桐は、沢瀉姫の前にいた煙草屋こそ坂田蔵人で、かつての夫に当てつけるように八重桐は蔵人を巡って大喧嘩した様子を語り始めます。

やがて蔵人は、八重桐を離縁したのは親の仇討ちをするためだったと明かしますが、八重桐は仇は蔵人の妹である白菊が討ったと語ります。不甲斐ない自分を恥じた蔵人は切腹します。そして蔵人の魂が八重桐の体内に宿ります。大力無双の身体となった八重桐は沢 姫を奪いに来た太田十郞たちを難なく蹴散らしました。女武道の特色を見せる見せ場の多い作品です。

二、蝶の道行(ちょうのみちゆき)
野原に助国と小槇が姿を現します。この世で結ばれることのなかった在りし日の二人は、蝶の姿となって互いの恋の馴れ初めを踊り始めますが、地獄の責め苦に苛まれ、やがて静かに息絶えます。助国と小槇の悲恋を変化に富んだ人気舞踊をお楽しみいただきます。

三、伊勢音頭恋寝刃
油屋/奥庭(あぶらや/おくにわ)
この作品は寛政八(一七九六)年、伊勢古市の遊郭にある油屋で実際に起きた事件を題材にしています。伊勢の御師(神官)の福岡貢は、かつての主筋にあたる今田万次郎のために、御家の家宝・名刀青江下坂を奪還。万次郎へ渡すため油屋を訪れ、家来筋で料理人の喜助に預けます。

貢の恋仲の油屋遊女お紺は、貢のために折紙(鑑定書)を手に入れようと貢に愛想尽かしをします。さらに意地悪な仲居の万野にまで罵倒され、お紺の真意を知らない貢は満座の中で恥をかかせられたその上に、刀が偽物であると思い込み次々と人を斬ってしまいます。

今回は、この狂言の一番の最大の見せ場となる「油屋」と歌舞伎独自の様式美を美しく描く「奥庭」を顔見世の襲名披露に相応しい豪華な顔ぶれでご覧いただきます。

夜の部
一、鬼一法眼三略巻
菊畑(きくばたけ)
菊が咲き誇る鬼一法眼館の庭。奴の智恵内は実は幼い時に別れた鬼一法眼の弟鬼三太で、鬼一が敵方の平家側に与する真意を探りながら、軍術の秘書である虎の巻を手に入れるために虎蔵と偽った主君の牛若丸とこの館に奉公しています。

虎蔵に一途な恋心を抱く鬼一の娘皆鶴姫は、二人の素性を知ってしまいますが...。美しい菊畑を背景に登場人物たちが繰り広げる時代物絵巻をご堪能ください。

二、襲名披露口上
勘九郞の名跡は、中村屋一門にとって大切な名跡で、この度の勘太郎改め六代目勘九郞の襲名を寿ぎ、幹部俳優がお祝いの言葉を述べていきます。

三、義経千本桜
道行初音旅/川連法眼館(みちゆきはつねのたび/かわつらほうげんやかた)
九州へ落ち延びるのを断念した義経主従は川連法眼のもとを目指します。佐藤忠信に預けられた義経の愛妾静御前はそれを知り吉野へと向かいますが、道中で忠信とはぐれてしまいます。しかし静御前が義経から形見として預かった初音の鼓を打ち鳴らすとどこからともなく忠信が現れ出ます。その道中を綴った清元と竹本の掛け合いの華やかな一幕です。

ここは吉野山中の川連法眼館。忠信と再会を果たした義経は静御前の居所を訊ねますが覚えがない様子の忠信。義経は忠信の造反を疑い家臣に詮議を命じるところへ、忠信とはぐれた静御前が一人で館へやって来ます。静御前は忠信の姿を見て驚きますが、同道してきた忠信とは別人のようです。

道中で見失った時、初音の鼓を打つと現れると静御前から聞いた義経は鼓を 用いての詮議を静御前に命じます。静が鼓を打つと忽然と姿を現す忠信。実は鼓の皮になった狐の子が忠信の姿となって鼓を守っていたのでした。親狐を慕う心情に心を打たれた義経は狐に鼓を与えます。

喜んだ狐は鎌倉方に味方する吉野山の悪僧を館に引き入れ、狐の通力で打ち負かすと鼓を携えて住み慣れた古巣を指して帰って行くのでした。初音の鼓を恋慕う子狐の姿に、人間の親子の情愛を重ねて描き出します。三大義太夫狂言の一つである『義経千本桜』。歌舞伎舞踊の醍醐味を満喫できる作品です。

中村勘太郎改め 六代目中村勘九郎襲名披露
第四十八回 吉例顔見世

◇期間:
平成24年10月2日(火)~26日(金)

◇時間:
昼の部 午前11時~
夜の部 午後4時~

◇会場:
御園座

◇料金:
ご観覧料<税込>
一等席 20,000円
二等席 12,500円
三等席 6,500円
特別席 22,000円

2階 一等席 12,000円  二等席 7,000円   三等席 4,000円
特別室[食事付]  東(4名) 88,000円 / 西(3名) 66,000円

※本公演は、昼夜の狂言入れ替えを致しません。
※夜の部の終演時間は、8時25分の予定です。
※予定時間ですので変更のあるときはご了承下さい。

 

御園座
名古屋市中区栄一丁目6番14号

アクセス:
地下鉄 東山線・鶴舞線「伏見駅」6番出口より徒歩2分
駐車場:30分270円(観劇のお客様は30分サービス)

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◇カテゴリ:アート
◇タグ:御園座 , 歌舞伎

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