愛知県美術館『マックス・エルンスト-フィギュア×スケープ』

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アート愛知県美術館『マックス・エルンスト-フィギュア×スケープ』

2012/7/13~9/9

展覧会「開館20周年記念 マックス・エルンスト-フィギュア×スケープ」、7月13日(金)~9月9日(日)に愛知県美術館で開催。

マックス・エルンスト(1891-1976)は、これまで我が国では主にシュルレアリスムを代表する画家のひとりとして紹介されてきました。

本展は、そうしたシュルレアリスムという枠を一旦外し、エルンストの作品を「フィギュア」と「風景」というモチーフから検証し直すことで、エルンスト独自の関心のありようを探り、現代の日本人にとってエルンストの芸術はいかなる意義をもつのかを明らかにしようとするものです。

エルンストの作品には、人や天使、動植物、怪物的存在など、様々なフィギュア(像)が登場します。彼らはコラージュなどの偶然性を含む制作過程を経て生まれているため、ひとつのコラージュ小説の主人公であってもその姿は一定しません。

こうしたエルンストの変幻自在なフィギュアの成り立ち方は、ルネッサンス以後の西洋美術における人体像が、現実形態を計測して抽出された一定の理想像に基づくこととは対照的です。

人体比例論が幾何学的遠近法に象徴される世界観の上に成り立つように、エルンストのフィギュアも下地となる空間表現と強く結びついています。

エルンストはデ・キリコによって相対化された遠近法空間にとどまることなく、オートマティスム技法による絵具の染み、あるいは網目などから転写されたテクスチャーに加筆することで、森や廃墟、極地や天空の風景を出現させます。エルンストの空間とフィギュアは形態的にも、また意味内容的にも、相補的もしくは相乗的な関係にあります。

本展では「フィギュア×スケープ」という概念の下に「フィギュア」と「風景(または空間)」の関係を見極めながらその主題を読み解くことにより、モダニズムの理論にもデペイズマンにも回収されないエルンストの関心の独自性に迫ります。

本展では、マックス・エルンストのコラージュ、写真コラージュ、フロッタージュ、油彩画、版画、彫刻、出版物など、計約130点が一堂に会します。

開館20周年記念
マックス・エルンスト-フィギュア×スケープ
Max Ernst -Figure×Scape-

◇会期:
2012年7月13日(金)-9月9日(日)

◇休館日:
毎週月曜日 〔ただし7月16日(月・祝)は開館〕、7月17日(火)

◇時間:
10:00~18:00(金曜日は20時まで、入館は閉館30分前まで)

◇会場:
愛知県美術館 (愛知芸術文化センター10階)

◇料金:観覧料
一般1,200円(前売・団体1,000円)
高校・大学生900円(前売・団体700円)
中学生以下無料

 

愛知県美術館
愛知県名古屋市東区東桜1-13-2
(愛知芸術文化センター10階)
TEL 052-971-5511

開館時間:午前10時-午後6時
金曜日は午後8時まで(入館は閉館時刻の30分前まで)

休館日:
月曜日(祝日にあたる場合はその翌日)
年末年始(12月28日から1月3日まで)および展示替え等による整理期間

観覧料金(所蔵作品展):
一般 500円
高校・大学生 300円
中学生以下 無料
企画展 展覧会ごとに定めます。

アクセス:
地下鉄東山線または地下鉄名城線「栄駅」から徒歩3分、または名鉄瀬戸線「栄町駅」から徒歩3分

駐車場:
愛知芸術文化センター地下
250円/30分
収容台数 約600台

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◇カテゴリ:アート
◇タグ:愛知県美術館

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