2019/7/27,28
ユネスコの無形文化遺産登録!
日本の三大川祭の1つ、室町時代から続いているといわる津島神社の祭礼。7月27日(土)に「宵祭」、28日(日)に「朝祭」を津島市 天王川公園で開催。
日本三大川まつりのひとつに数えられる「尾張津島天王祭」。津島神社の祭礼として室町時代にはじまり、600年近い歴史を持つ、全国の数ある夏まつりの中でも最も華麗なものと言われています。
宵祭では、天王川に浮かぶ5艘のまきわら船が、津島笛を奏でながらゆうゆうと天王川を漕ぎ渡ると、500余りの揺らめく提灯が川面に映り、まきわら船はその美しさをさらに際立たせ、灯と水のドラマは頂点に達します。
朝祭は、まきわら船が能人形を乗せた車楽船に模様を替え、市江車を先頭に6艘の車楽船が古楽を奏でながら漕ぎ進みます。先頭の市江車から10人の鉾持が布鉾を持って水中に飛び込み、川を泳ぎ、神社に向かって走ります。
神輿還御の後、神前で稚児による神前奏楽が行われます。
2016年に、ユネスコ無形文化遺産登録された「山・鉾・屋台行事」33の祭礼のひとつです。
~幻想的な宵祭~
午後7時頃から如意点灯(提灯に点灯)が始まり、午後9時頃に、5艘の巻藁船(提灯船)が車河戸から天王川に漕ぎ出します。
本町筋の地区は戦国期から津島五ヶ村と呼ばれ、北から米之座、堤下、筏場、今市場、下構(中島)でした。この5地区から祭船が出されます。
主宰者は車屋と呼ばれ、祭船も単に「車」と呼ばれています。
現在の宵祭の船には稚児は乗っていません。囃子方が「津島笛」を奏します。
順次、船が接岸すると車屋一行が御旅所の神輿に拝礼し帰船します。そして、巻藁船は車河戸に戻ります。
~華麗な朝祭~
朝祭には市江の車楽舟(だんじりぶね)と津島の5艘の車楽舟が出ます。
宵祭が終わった夜、津島の5艘は、提灯を外すなどして夜を徹して朝祭用に飾り変えをします。
車楽舟の二段屋台には置物(能人形)が飾られます。一番車には「高砂」が恒例となっています。
前部には車屋が床机に腰掛けます。江戸期、車屋は祭期間中、苗字帯刀が許されていました。
稚児、囃子方(締太鼓・笛・太鼓)、乗り方衆、祝司らが乗船し、天王川を奏楽しながら漕ぎ渡ります。
尾張津島天王祭
◇開催日:
2019年7月27日(土)、28日(日)
◇時間:
【27日】宵祭 18:00~
【28日】朝祭 9:10~
◇開催地:
天王川公園
津島市宮川町1丁目
津島神社
津島市神明町1
◇料金:
無料(桟敷などは有料)
◇アクセス:
名鉄津島線津島駅より西へ徒歩20分
駐車無料
◇問い合わせ先:
一般社団法人津島市観光協会
0567-28-8051