2015/10/16~12/13
愛知県美術館の所蔵作品を通して、人間の表現活動に見られる様々な線の動きや意味について考える。10月16日(金)~12月13日(日)に愛知県美術館で開催。
人間は、その表現活動の最初期から、線を刻み、そこに様々な意味を込めてきました。
西洋美術史の発展の中で、線やデッサンの要素は時代や芸術家を特徴づける印として繰り返し論じられました。
そこでは、線は色彩や20世紀になると、ヨーロッパを中心に、基本的な造形要素としての線が強く意識されるようになり、抽象美術の広まりとともに作品の主役の座に躍り出ます。
一方で東洋においては、線は古くから視覚芸術の最も重要な要素として探究されていました。
また、物事の伝達手段であった書の表現力が高く評価され、一つの芸術領域として発展しました。さらに、線的な要素は、造形芸術の領域だけでなく、音楽の構造やパフォーマンス芸術における運動にも見出すことができます。
本展では、当館の所蔵作品を通して、人間の表現活動に見られる様々な線の働きや意味について考えます。
コレクション企画 線の美学
◇会期:
2015年10月16日(金)~12月13日(日)
◇休館日:
毎週月曜日 (ただし11月23日[月・祝]は開館)、11月24日(火)
◇時間:
10:00~18:00(金曜日は20時まで、入館は閉館30分前まで)
◇会場:
愛知県美術館 (愛知芸術文化センター10階)
◇料金:観覧料
500円 高大生300円 中学生以下無料
愛知県美術館
愛知県名古屋市東区東桜1-13-2
(愛知芸術文化センター10階)
TEL 052-971-5511
アクセス:
地下鉄東山線または地下鉄名城線「栄駅」から徒歩3分、または名鉄瀬戸線「栄町駅」から徒歩3分
駐車場:
愛知芸術文化センター地下
250円/30分
収容台数 約600台