やっとかめ文化祭
芸どころ・旅どころ・なごや。名古屋に眠っていたお宝が、この秋、目覚める。名古屋に息づく本物の伝統と文化を全国に向けて発信。10月31日(木)~11月24日(日)に名古屋市内各所で開催。
長い歴史と豊かな文化をもつ名古屋の魅力を掘り起こし、全国に向けて広く発信するため、名古屋城本丸御殿の一部が公開した本年、「やっとかめ文化祭」を初開催。
まちなかで展開される辻狂言や平成殿様踊り、邦楽や能楽の舞台、大須演芸場で上演される劇座公演と大衆芸能、伝統文化を学ぶまちなか寺子屋、歴史まち歩きなど、期間中名古屋市内各所で実施されます。
見どころ
☆オープニングイベント(10月31日)
・文化祭のはじまりを告げる華やかなステージを開催。
能・狂言・長唄をはじめ、オアシス21に伝統芸能が集結します。
☆芸どころ まちなか披露(11月1~14・16~18・21・22日)
・狂言、箏(こと)、長唄(ながうた)など、名古屋ゆかりの伝統芸能がまちなかに飛び出します。
<辻狂言>
庶民の笑い‘狂言'を、ナナちゃん人形イベントスペースほか、まちなかで披露します。全20回。
<平成殿様踊り>
初代藩主義直が、家光の御前で披露した‘殿様踊り'がよみがえります。市役所本庁舎他で披露。
☆古典の日 邦楽名古屋舞台(11月1日)
・人間国宝・常磐津(ときわづ)一(いち)巴(は)太夫(だゆう)が、名古屋心中事件をもとにした「睦月(むつまじき)連理(れんりの)玉(たま)椿(つばき)」を上演します。
・その他、平曲(へいきょく)・三曲(さんきょく)・長唄・小唄(こうた)・名古屋甚句(じんく)の踊りなど、
名古屋に伝わる邦楽が一堂に会します。
☆やっとかめ能楽舞台(11月4・15・16日)
<四百年の時をつなぐ 十一世藤田六郎(ふじたろくろ)兵衛(びょうえ) 笛の世界>
・江戸時代から伝わる藤田流の歴史の中で、十一世藤田六郎兵衛氏が、初めて祭り囃しの皆さんと共演します。
<和泉流狂言づくし ~名古屋は狂言のまちじゃ~>
・和泉流狂言から、「二人(ふたり)袴(ばかま)」「口真似(くちまね)」「佐渡(さど)狐(ぎつね)」を上演します。「口真似」では子方が活躍します。
<御殿(ごてん)能(のう) ~尾張名古屋は芸でもつ~>
・江戸時代に名古屋城で演じられた演目から、二代藩主光友ゆかりの半能「石橋(しゃっきょう)」、七代藩主宗春ゆかりの能「葵上(あおいのうえ)」を上演します。「石橋」では、久田勘鷗(ひさだかんおう)氏、勘(かん)吉郎(きちろう)氏による親子共演が見ものです。
☆やっとかめ大須舞台(11月9・12日)
<元禄なごや事件帖 ~朝日(あさひ)文(ぶん)左(ざ)衛門(えもん)元禄御畳奉行日記より~>
・尾張藩士・朝日文左衛門が残した膨大な日記「鸚鵡(おうむ)籠中記(ろうちゅうき)」をもとに、名古屋の老舗劇団「劇座(げきざ)」が新作コメディを上演します。天野(あまの)鎮(しず)雄(お)氏、山田(やまだ)昌(まさ)氏が夫婦で共演します。
<受け継がれる大衆芸能>
・庶民のまち大須で、熱田(あつた)神戸(ごうど)節(ぶし)・都々逸(どどいつ)・名古屋甚句・平成殿様踊り・お座敷芸など、名古屋の大衆芸能が一堂に会します。
☆まちなか寺子屋(11月2・3・9・10・16・17・23日)
・歴史的建造物で、名古屋の歴史と文化を学ぶ大人の寺子屋を開催します。建中寺で井沢元彦氏「逆説の日本史 名古屋編」、相応寺で千田嘉博氏「名古屋城は名城か」など、全16講座。
☆歴史まち歩き(11月1~24日)
・歴史の面影や知られざる物語を訪ねて、まちをじっくり歩きます。「東海道宮宿」「堀川・納屋橋・円頓寺界隈」など全23コース。各2回開催。
『やっとかめ文化祭 ~芸どころ・旅どころ・なごや~』
~名古屋に眠っていたお宝が、この秋、目覚める。~
◇期間:
2013年10月31日(木)~11月24日(日) 25日間
◇時間:
各行事により異なる
◇会場:
名古屋市内各所
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