アート

篠山紀信展 写真力

篠山紀信の50年にわたって様々な手法・テーマで撮影された作品を厳選し、5つのセクションで紹介。12月13日(土)~ 1月18日(日)に松坂屋美術館で開催。

1950年代後半から今日にいたるまで、写真の第一線を走りつづける篠山紀信(1940 - )。

時代を見越し、時代に先駆けるその活動はつねに話題をさらい、また賛否両論を巻き起こしてきました。

芸術か否かという問題の上に、写真はある ─ 。

そう断言する篠山は、写真の本領は様々なメディアを通して広く社会に浸透し、時空や虚実をも越えて人々に力強く働きかけることにあるとの洞察のもと、テーマ、ジャンルを問わず夥しい数の作品を発信してきました。

本展は、いままで美術館での回顧的な展覧会を拒みつづけてきた篠山が満を持して世に問う、国内美術館初の大規模な個展です。

「写真力」とは何か?

篠山は「写真の力が漲った写真」であり、撮られた者も、撮った者も、それを見る人々も、唖然とするような「尊い写真」だと言います。

篠山の主戦場である有名人のポートレートを中心に、50年間にわたり撮影されてきた写真の中からとびきり「写真力」のある作品約120点を選び、巨大な展示空間にあわせダイナミックに引き伸ばして、新たなストーリーのもと紹介します。

篠山自身が「写真の神様が舞い降りてくれた」と認める決定的なイメージが、半世紀におよぶ時を越えて一堂に会する今回の展示は、篠山にとって美術館というメディアを舞台にした新たな挑戦です。

それはまた、われわれが生きてきた時代や社会を強く喚起するとともに、写真というメディアに内在する強力なエネルギーを体感できる場となるでしょう。

50年にわたって様々な手法・テーマで撮影された作品を厳選し、「GOD」(鬼籍に入られた人々)、「STAR」(すべての人々に知られる有名人)、「SPECTACLE」(私たちを異次元に連れ出す夢の世界)、「BODY」(裸の肉体、美とエロスと闘い)、「ACCIDENTS」(2011年3月11日、東日本大震災で被災された人々の肖像)の5つのセクションで紹介します。

篠山紀信展 写真力
THE PEOPLE by KISHIN

◇期間:
2014年12月13日(土)~ 2015年1月18日(日)

◇時間:
10:00~19:30 (12月31日(水)、最終日2015年1月18日(日)は18:00まで)
※入館は閉館30分前まで

◇会場:
松坂屋美術館

◇料金:
一般1,000円 高校・大学生800円、中学生以下無料

◇お問合せ先:
松坂屋美術館 TEL: 052-264-3611

 

松坂屋美術館
松坂屋名古屋店 南館7階
名古屋市中区栄3-16-1
TEL 052-264-3611
FAX 052-264-3619

開館時間:
午前10時~午後7時30分
*最終日は午後6時閉館(いずれも入館は閉館30分前まで)

アクセス:
地下鉄名城線「矢場町駅」地下通路直結(5・6番出口)
地下鉄「栄駅」16番出口より南へ徒歩5分

駐車場:
松坂屋南館駐車場
9:30~22:30

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