はだか祭(儺追神事)2020
天下の奇祭!? 熱き男の祭り
数千人のはだか男らが「神男」に触れようと、肉弾相打つ揉み合いが繰り広げられる熱き男の祭り。2月6日(木)に尾張大國霊神社(国府宮)で開催。
毎年旧暦1月13日に行われる儺追神事。起源は奈良時代、人出は約25万人。
厄年の男を中心とした、数千人の裸男が、「神男」にふれて厄を落とそうと激しくもみ合い、かけられた水もたちまち湯煙となって立ち込める様は、まさに“天下の奇祭”。
「はだか祭」は、ただしくは、「儺追神事(なおいしんじ)」と言い、奈良時代の神護景雲元年(767年)称徳天皇が、「全国の国分寺に悪疫退散を祈れ」と勅命を発した時、尾張国司が尾張総社である尾張大國霊神社(国府宮)で厄払いをしたのが儺追神事となったもの。
裸男たちは、信者たちから託された祈念を込めた布を結びつけた「なおい笹」を捧げて身代わりとしてかつぎ込み厄除けを祈願します。
そんな中、一人の「儺負人(神男)」が登場すると一気にヒートアップ!
儺負人に触れると厄落としができるということから、男たちがもみあう熱い祭となりました。
神事に、裸の寒参り風習がドッキングして現在の祭になったのは江戸末期といわれています。
毎年旧暦1月13日に、42歳と25歳の厄年の男を中心に尾張一円から、サラシのフンドシ、白足袋をつけただけの数千人の裸男が集まり、国府宮神社の参道に登場した素っ裸の神男に触れて厄を落そうともみあいになります。
浴びせた手桶の水に厄男たちがひるむスキをついて、神男の一団がジリジリ儺追殿へ達するまでがこの奇祭のクライマックスです。
巨大な大鏡餅
「はだか祭」には毎年尾張近郊の地区から「大鏡餅」が奉納されます。その大きさはなんと50俵取り(約4トン)。
祭り本番前日に奉納地区から神社に奉納され本番翌日の旧暦正月14日、午前8時頃から儺追殿において切り分けられて頒布されます。
この餅を食べると無病息災の言い伝えがあり多くの参拝者が買い求めます。
儺追神事(はだか祭)
◇開催日:
2020年2月6日(木)
◇時間:
12:00~18:00
◇会場:
尾張大國霊神社(国府宮)参道
愛知県稲沢市国府宮1-1-1
◇アクセス:
名鉄名古屋本線「国府宮駅」下車、北口から徒歩3分
JR東海道本線「稲沢駅」から徒歩20分
◇料金:
無料
祈祷料 5000円以上
◇お問合せ先:
尾張大國霊神社(国府宮神社)0587-23-2121
※ 社務所8:30~17:00
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